2018-2019年度 第1&第2グループIM
日時 2019年2月24日(日)15:00~18:00
場所 ガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア
IMテーマ 『会員増強・退会防止』
当日は、田中洋介IMリーダーのもと、域内10クラブの会員233名とご来賓並びに講師として、福田金治ガバナー、増本一也地区幹事、野口 清パストガバナー、福元 裕二パストガバナー、駒井英基直前ガバナーをお迎えしました。
今回は、基調講演に続き、シンポジウムを開催しました。
北島恭一コーディネーターの元、パネリストとして、佐賀RC大坪恵介会員、多久RC飯盛康登会員、佐賀北RC池田和雄会員、神埼RC合瀨一男会員にご登壇いただき、テーマに沿った貴重な体験談が語られました。
第一部基調講演 講師 直前ガバナー 駒井英基
講演要旨「会員増強について」
地区研修リーダー 直前ガバナー 駒井英基
何処のロータリークラブでも、会員増強は必須である。そうしないと会員は毎年1つずつ年を取り、クラブ自体の活力がなくなるからである。しかし、他の先進国に比べても我が国の若年人口減少は顕著である。従って、従来型の勧誘方法だけでは、今は何とか効果があっても、10年後には対象者の絶対数が激減するので、難儀することになるのは必然である。
その対策を今から、各クラブとも皆でよく考えていく必要がある。それには、先ず自分のクラブが魅力的でないと勧誘もしにくいものである。どうすれば魅力が増すことができるかと言えば、クラブ独自の年次計画や長期の目標をもって、それを実現していかなくてはならないと考える。トップブランドの一部のクラブは別として、色々なクラブの特徴があっていいと思う。一般的なクラブでは、他とは違う何かクラブの特徴を持ちたいものである。
また、せっかく入会していただいた方には、研修していってもらわないと、新会員の理解度が低いままであるなら、会員として長続きしにくいものである。今後は、クラブで必ず、オリエンテーションを行っていただきたいものである。
結論からいえば、ロータリーは、基本理念を忘れなければ、根本は人であり、人間の繫がりである。さらに、ロータリーは人を育てる組織であるので、親睦の気持ちを大切にしながら、ロータリーを正しく語り伝え、会員のやる気を引き出し、会員に益々ロータリーを好きにさせ、立派なロータリーアンに育てることであると考える。
第二部基調講演 講師 2012‐2013年度ガバナー 福元裕二
講演要旨「退会防止について」
パストガバナー 福元裕二
新入会員が3年以内にロータリークラブを退会する要因は様々だが、自分には合っていないとか、あまりメリットがないとか判断することが多いのではないかと推察します。
佐賀県は人口減少、若者流出、高齢化の進展等で活力が失われる恐れが迫りつつあると危機感を抱いています。私どもの教育機関に限らず全ての企業・団体等にとって、今後、喫緊の課題であると考えます。企業等の経営者が会員であるロータリークラブの例会や活動等もこれから少し見直しをして、会員同士が自らのビジネス或は地域の課題解決に役立つようなものにシフトしていくことも必要ではないかと思います。
若者を育て、地域に定着させるようなビジネスを展開して会員自身のビジネスにプラスになるような例会、クラブの活動等を行い、ロータリークラブの存在感を示していくことがいずれは会員の退会防止に結びつくものと思います。
本講演では、私自身がロータリークラブの多くの会員に支えられて事業を展開してこれまで継続できた経験をお話し、新入会員にロータリークラブのメリットを強調しながらこれからの展望をお話しできれば幸いです。
シンポジウム
シンポジウム要旨
IMテーマ「会員増強・退会防止」
コーディネーター 北島恭一
駒井直前ガバナー・福元パストガバナーの基調講演でテーマに対する基本的な考え方やロータリーの目的・意義などを拝聴した。
それらを受けて、今回のシンポジウムでは各クラブの具体的な活動実態をパネルディスカッション方式で討論した。パネラーはクラブより推薦いただいた、佐賀RC大坪さん、多久RC飯盛さん、佐賀北RC池田さん、神崎RC合瀨さん4人のベテラン会員である。
先ずは「会員増強」について
本人の弁で「これまで20名以上を強引に入会させた」入会勧誘の情熱の取組。
ステータスクラブならではの入会の現状や閉ざされていた女性会員の入会。
このところ急激な会員増を達成された体験。
若手会員増強のためのクラブ内の改革・仕掛けなど話があった。
その後、会場より小城クラブ七田さんより、創立50周年を迎える会長時に解散の危機を感じる18名の激減の会員数を懸命な努力により30名以上に拡大のご苦労をお聞きした。
会員増強に成功する大事な共通点が分かった。
1、明確な目標(数) 2、強力なリーダシップ(会長・増強委員長)
3、クラブ周年事業などのタイミングが成功の秘訣ポイントである。
次に「退会防止」について
新入会員がロータリーのことを余り知らないまま3年以内に30%退会される現状に各クラブでは様々な働きをされているが実を結んでいない。
ロータリーの始まりは職業の違う少人数で炉端を囲んで談話が原点と言われている。今回のデイスカッションで「炉辺談話」を実行しているクラブの報告があり効果のある手法と思われる。ここはベテラン会員の出番である。新入会員とのコミニケーシヨンを期待している。ロータリーの友2月号「友愛の広場」欄に参考冊子「西風の賦」が紹介されている。
更に今回討論はなかったが、ロータリークラブ活動の親睦・奉仕にビジネスチャンスを加えて3本の矢を掲げて会員増強・退会防止に成功したクラブの記事がロータリーの友で紹介されている。福元パストガバナーも基調講演の中でビジネスとの結びつきを間接的に示唆されており、今回のテーマには欠かせないキーワードでしょう。
合瀨一男 パネリスト
大坪恵介 パネリスト
池田和雄 パネリスト
飯盛康登 パネリスト
会場より、小城RC 七田会員による報告
2016年 第7&8グループIM
2016年2月13日 第7&8グループIMにおいて、当クラブ 北島恭一前第2グループガバナー補佐が基調講演を行なった記念誌が配布されました。
2016年 地区研修協議会開催
2016年度のRIテーマは、「人類に奉仕するロータリー」
地区のテーマは、「地区に奉仕するロータリー」です。
今年はロータリー財団設立100周年の節目の年であることを十分認識し、「自らの職業サービス」の基本理念を大切にし、4つのテストの表題の下に、ロータリーアンとして「誇り」をもって地域に貢献しましょうとなっております。
会員増強は永遠のテーマですが、今年は50人以上のクラブは純増2名、50人未満のクラブは純増1名を目標に努力することとなりました。
また、今年は3年に一度の規定審議委員会が4月10日から1週間シカゴにて開催され、当地区からは野口PDGが参加されましたが、当日は、ロータリーの規約の変更について、丁寧な説明がなされました。変更内容は多岐に及びますが、新しい手続き要覧が秋に出版されるので、参考にしながら各クラブの実情に合うように必要な手続きを行ってくださいとの事でした。
また、各分化会に分かれての研修後、2016-2017年度地区体制と予算の承認をいただくことができました。大変実り多い大会でした。
2015-2016年度 地区大会
2015年11月13日から15日まで、唐津市において唐津東RCを中心として2015-2016年度地区大会が開催されました。佐賀、長崎両県内から57クラブ1300名の方々にご参加いただき、盛会な地区大会となりました。
特別公演は、日中関係と題して、丹羽宇一郎氏にご講演いただきました。
我々地区内ロータリアンが一堂に会し、懇親を広め、ロータリーの知識を深めることができました。
次年度は2017年4月14日に長崎市で開催されることになりました。
また、当会員である駒井英基氏が2017-2018年度ガバナーとして正式に大会承認を受けました。
2014-2015年度 第1&第2グループIM
日時 2015年3月7日土曜日 15時より18時まで
場所 佐賀市内マリトピアにて
演題 「今後のロータリーについて考えてみよう」
当日は、北島恭一IMリーダーのもと、 域内10クラブの会員217名と 宮﨑ガバナー&森地区幹事をお迎えして熱心な勉強会となりました。
第一部 ロータリーの基本的な考え方
ロータリーの2つのテーマ、目的、基本的な奉仕の考え方についてもう一度勉強して、今後の奉仕の在り方を考えてみよう。
地区職業奉仕委員長
駒井英基(佐賀南RC)
今後のロータリーについて考えてみよう = ロータリーの基本的な考え方について =
110年の歴史を持つ世界的奉仕団体ロータリーは、世界中で130万人以上の会員を持つ素晴らしい団体として活躍しています。そのロータリー活動の柱をなす5大奉仕の中でクラブ奉仕と職業奉仕は、ロータリー創設以来の歴史がありロータリー活動の中でも根幹をなし、特に職業奉仕は他の奉仕団体とは一線を隔す、特徴のある奉仕部門です。ただし、その考え方は日本語としては捉えにくく、奉仕としての実績は表面に見えず、外部に対しては評価されにくい部門でもあります。
当第2740地区では、近年会員増強委員会と職業奉仕部門での努力の甲斐あってか、ようやく会員減少に歯止めがかかってきたようですが、まだ全国的には折角入会いただいても5年以内に退会される会員が比率としては一番多く、日本全体として会員数が伸びない原因ともなっています。この原因としては、入会時にロータリーとは何者かを理解していただけていない事も考えられるのではないかと思います。
確かに手続き要覧には、ロータリーの目的が定款第4条に明記されていますが、地区役員にでもならない限り、よく読む事も無く、読んでも今一内容の把握ができないようで、素晴らしいはずのロータリーの魅力が解らない会員も多いようです。そこで今回第1&2グループIMでは、このグループ内の皆様方とともにロータリー目的や またどんなに素晴らしい団体かを改めて考えていただき、他の団体には無いロータリーの魅力を皆様方とともに考えていけるようになっていただけたらと考えております。
第二部 ロータリーの今後の奉仕の実践について
以前よりポリオ撲滅や識字率向上、水資源の確保等世界的に大きな奉仕事業には、ロータリー財団の役割が大きかった。2年前より制度が一部変更がなされ、地区補助金としての捉え方が、柔軟になって来ている。地域社会のニーズに適合するような事業に、もっと積極的に財団を活用してほしい。
地区ロータリー財団委員長
山田 晃(長崎南RC)
ロータリーの奉仕の実践 = ロータリー財団を活用しよう =
ロータリー財団、名前は知っているが何をしているのか今一解らない、寄付金のお願いはよくされるがなんに使っているのだろう、補助金を活用しろと言われるが手続きがめんどうくさそう。そもそも国際ロータリーとロータリー財団ってどこが違うのだろう。
皆さんの正直なお気持ではないでしょうか。私はGSE委員会に配属されたのがきっかけで10年弱、ロータリー財団関係の委員会にいますと、少しずつロータリー財団のことを理解することができるようになってきました。今回は、皆さんの地域で良いことをしていただくために、ともにロータリー財団について考えてみたいと思います。
さて、シカゴロータリークラブ(最初のロータリークラブ)が1905年に誕生して10年余りたった1917年、その活動はアメリカ国内に限らず全世界へと広がりつつありました。アーチ C. クランフRI会長が「世界で良いことをするために」基金の設置を提案し、この基金が1928年に「ロータリー財団」と名づけられて国際ロータリー内の新しい組織となり、現在のロータリー財団にいたっています。
ロータリー財団は社会が求めている奉仕の実践のため、その時代とマッチした様々な奉仕活動に取り組んできました。その活動は、私たちの身近なコミュニティから国外で行われている活動、国際間で行われている活動と多岐にわたった活動を行っています。
また、2013年からは「未来の夢プロジェクト」と呼ばれる補助金システムを導入し、より使い易く、地域社会の実情に即したプログラムを開始しました。
未来の夢プロジェクトにより、補助金はより使い易くなり、大きなプロジェクトも可能になりました。皆さんの思いをかなえることができる補助金となったのです。
そして、現在、地区内で、また他地区、他国で補助金を活用したどのようなプロジェクトが行われているのかを知ることを通して、皆さんの地区で補助金を有効に使った奉仕事業が実践できるよう皆さんとともに考えていく機会としたいと考えております。